社員紹介

医療現場を守るために、
私たちにしかできないことがある。

システムエンジニア(地域医療担当)/ 2006年入社

チームリーダー 久保 有砂

チームリーダー 久保 有砂

医療×ITという、未知の世界への挑戦。

学生時代は地球惑星科学を専攻していましたが、社会に出たらさまざまな経験を積みたいと思っていたので、研究内容にとらわれず就職先は幅広く検討していました。その中で、IT技術によるモノづくりに興味を持ち、ここで働きたいと思ったのが当社でした。自分の研究内容が生かせそうな環境分野をはじめ、金融や製造などさまざまな業界に、ITの領域から関われるという点が、私にとっては大変魅力的だったのです。
入社後はヘルスケアの部門に配属され、シェアトップクラスの電子カルテシステムを担当することになりました。病院では「誰がいつどの薬剤をどのような方法で処置し、誰と確認を行ったか」などの情報も含め、患者さんに関わる情報を細かく厳格に管理しているのですが、それらの作業をシステムの導入により効率化します。システムはパッケージ化されているので、より使いやすい状態にするためには、病院それぞれの体制や診療内容、検査項目、運営方法などを聞き、設定をカスタマイズする必要があります。また導入後、定期的に医療従事者の声を聞き、困っていることがあれば一緒に解決策を考えるのも私たちの仕事です。






システムの先に患者さんがいる。



システムの導入や開発、運用など、これまでさまざまな角度から電子カルテシステムに関わってきましたが、どの業務でも大切だと感じたのは人と人とのコミュニケーションです。システム導入の際にメインでやり取りをするのは、病院の職員の方ですが、その他にもチームのメンバーをはじめ、関係者が複数存在します。例えば、病院の移転に伴うシステムの切り替えプロジェクトでは、病院の職員の方以外に、建築業者の方や病院内の他システムの担当IT企業の方、引っ越し業者の方など、多種多様な人と関わることになりました。綿密な打ち合わせや詳細な段取り決め、メンバーが仕事を進めやすい雰囲気作りなどを徹底して行いました。
なぜここまで慎重かつ丁寧に進めるかというと、システムの先に、患者さんの存在があるからです。人の命に関わることなので、全員で連携し、高い信頼性やスピード感を実現していく必要があります。決して簡単な仕事ではありませんが、その分、無事に作業が完了してお客様から感謝の言葉をいただくと、すごく重みを感じますね。





システムエンジニアとして、医療現場を支えたい。

お客様からは実にさまざまな相談を受けるのですが、最近では新型コロナに関する相談が多く、スピード感のある対応が求められます。オンライン診療や診療報酬改定、保険証のオンライン資格確認などの問い合わせも増えており、社会の変化や医療技術・IT技術の進歩による影響を肌で感じます。私たちはそのたびに、システムの機能改善の検討、業務のやり方そのものに対する改善提案など、柔軟な対応が求められています。このようなとき、私はシステムエンジニアという立場だからこそ、医療従事者を支援できることがあると確信しています。例えば、新型コロナ対策としてソーシャルディスタンスの確保や病院職員の方の負担軽減のため、患者さんのスマートフォンと病院のシステムを連携し、自動再来受付や診察状況のお知らせをスマートフォンに案内するコンシェルジュシステムを提案したり、直接的ではないかもしれませんが、医療機関の方とスピーディーにやり取りができるようにテレビ会議システムを提案することも、十分に医療現場を助けることになると思います。富士通グループの力があれば、AIなど高度な技術を用いた支援も実現できるはずですので、そのような機会にしっかり貢献できるよう、技術力もコミュニケーション力もバランスよく兼ね備えたシステムエンジニアに成長したいですね。
将来性のある技術で医療業界の未来を支えたい、社会貢献したいという方とぜひ一緒に働けたらなと思います。


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